12月も後半に入り、今年も年賀状やら大掃除やらの季節になりました。釣り師としては今年の「締め」をどうするか考えます。例年、「おめで鯛」で終わり、来年の大漁を祈願していたのですが、今年はまだ釣っていない魚が一つありました。「ワラサ(ブリの小型)」です。毎年10月を過ぎると東伊豆やら駿河湾に回遊してくるのですが、どうも遠州灘は来たり来なかったりで安定しない事が多く、釣り師はヤキモキするものです。

 

写真001 2.7Kgの鯛

で、様々な釣り船のHPを検索しますと御前崎のとなり福田港の船が結構釣り上げているようです。早速12月14日予約を入れました。ただ、これに至るまではイロイロありまして、今年は健康そのものだった自分の体が「少し休憩せよ」との警告を発していた様で、体調に不安がありました。というのも1ケ月ほど前の11月4日、秋の鯛の数釣りを狙い御前崎に出かけたものの、以後妙に疲労がたまり、めまい、ひどい頭痛、食欲まで低下という事になってしまいました。この日の釣りは数はそれ程でもなかったのですが、2.7kgの鯛(写真001)をゲット、後は小鯛とイサキでしたが体調不良は「魚の怨念か」とも思いました。かかりつけの医者で相談したりすると、結果「肩こり」によるものの様です。友人から「もう歳だから、適当にせよ」などと忠告をいただき、今年はこれにて仕事納めにしようかとも思いました。

写真002 ワラサ2本

 しかし、どうも納得いかず、そこでこの12月の釣行は症状再発のおそれを感じつつ、こわごわの釣行ではありました。当日は事前の「調査・検討」があたり、釣果はワラサ2本(写真002)、大アジ8、イサキ20(位?)の大満足、今年の釣り納めにふさわしいものでした。御前崎から出港する船の船長によれば魚の反応はあるものの、なかなか釣果が上がらないとの事でしたが、何故か隣の福田から出港する船のポイントでは結構釣果が上がるとの報告です。これはそれぞれのポイントでのワラサの「主食」に原因があったようで、御前崎では「生餌」のイワシや小アジを主食とし、いつも使うオキアミには反応しなかったためとの様です。

こういうケースに、釣り師は小魚を餌にした「泳がせ釣り」という釣法で対応するのですが、狙いの魚の釣れる確率は低く、目的の魚以外は殆ど釣れない、というリスクがありますのであまりやりません。それはともかく福田のワラサはオキアミに反応してくれて、当日は4回のアタリがあり2本の釣果でした。これは仕掛けがアジ・イサキをメインとした太さ4号、長さ6mの仕掛けだったため、どうしても重さ3kgを超す大型の青物にはいささか荷が重い、というのがアタリの割にとれない理由です。しかし、ここが釣り師の腕のみせどころ。竿のポンピングとリールのドラグ機能を活用して魚を弱らせてから取り込みます(「老体」には大変な負担ともなりますが)。なんとか魚の突っ込みをかわしつつ取り込んだ時の満足感、疲労感は沖釣りの醍醐味でもあります。

 今年は鯛が思ったほど数伸びなかったものの、夏にヒラマサ、ブリといった念願の魚を釣ることが出来、最後にワラサも取れました。また、「豊穣の海」に感謝して来年の豊漁を期待したいと思います。皆様も美味しい魚をたくさん召し上がり元気で新年をお迎えください。