会員からのお便り
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公開日:2018年11月15日
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写真イ |
今年も残すところ1ケ月半となりました。OB会ホームページを見ますとほぼ一年間投稿をしなかったようです。春の鯛のノッコミが思わしくなく、夏の金洲の青物の釣果もはかばかしくなかったためとはやや言い訳がましいようですが、ここ秋に来て、先日、ヒラメの大物(63cm,2.8kg,写真イ、ロ)をゲットしました。
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写真ロ |
年間を通じていわゆる寒ヒラメと秋の物が対象になりますがここ遠州灘では秋になると釣り物として取り組まれます。釣り方としては一般的にヒラメ仕掛けというもので、小あじを生き餌にして海底近くを狙います。竿を手にもっていますとアジがヒラメに追われて逃げる動きが竿先に伝わり、いよいよだな、との期待感を持つことができ、この緊張感がなんとも言えません。よくヒラメ40と言って最初の引き込みに対してつられて竿を引き上げてしまうとだいたいが外れてしまいます。もともとヒラメという魚は小魚を主なエサとしていますが食いついてから一度には飲み込まず、ゆっくりと口の中に入れてゆくとの事です。そのため最初の一撃で竿を引き上げてしまうとほぼ外れることが多く2~3度竿を引き込み、そのあと大きな引き込みがあってから合わせるといいとされます。また、ヒラメは海底に生息するため仕掛けは常に海底スレスレにもっていかねばならず、注意していないと根がかりしてしまいます。なんとも面倒で神経質な釣り方ですが、引きの強さや魚本体が大変な美味で多くの釣りファンの魅力となっています。
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写真ハ |
長年、御前崎の真鯛がそのターゲットでしたが、自分も年を取り、釣り場までの往復が体力的にきつくなりだしました。ここ、ヒラメのポイントは磐田市の福田漁港から船が出ますので昨年から通っているところです。さて、ホウホウの体で釣りあげたヒラメ、釣りあげて針を外すときその大きくグロテスクな口には恐ろしささえ感じます(写真ハ)。自然の力とでもいうのでしょうか、生きるための道具としてこのような大きな口になったのでしょう。
当日は秋の釣り物としては一級品のワラサも掛かってきて強い引きを堪能し、4本もとる事が出来ました(写真ニ)。これから12月中旬まで楽しむことが出来そうです。大満足の一日でした。
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写真ニ |