皆さんこんにちは。 夏が過ぎ、秋に入りました。季節が変われば釣り物も当然変わってきます。今年は、秋の入り口にタチウオが駿河湾内、ポイントとしては吉田沖で釣れているというので9月5日に行ってきました。

皆さんもご存じのとおりスーパーで時々切り身で出ています。味は淡泊ではありますが、主として塩焼きが一般的で、ムニエル、煮てもOK、何をしても美味しい魚です。

釣りの方はいわゆる夜釣りで、出船が午前1時半、明け方に向かって釣れ出すといいますから、眠気との戦いというか、いささかキツイ釣りでした。エサはサンマの切り身を大型のタチウオ専用針に付け、深さ40m位からゆっくり誘い上げると20m位のところで突然竿が震え魚がかかった事がわかります。

指4~5本のドラゴン級タチウオ

ただ、名人というくらいエサ取りが上手い魚で、あたりがあっても結構はずれてしまう事があります。また、口は鋭い歯を蓄え、唇もカミソリのように薄く鋭いため、つかむのには何やら多少の勇気が必要です。とくに指4~5本と言われる大型は別名ドラゴン級ともいわれ、まさに「龍」をも思わせます。

この日、明け方近くになると魚は入れ食い状態となり、当日は20本以上の釣果がありました。持って帰った当日はサシミでまずいただきます。白身の魚でありながら割と早く身が痛む、いわゆる足の速い魚ですのでスーパーではまずサシミでは売っていないでしょう。癖のない上品な味で大変美味しく、釣り人名利をまたもや堪能しました。

さて、タチウオが一段落すると御前崎沖では、例年、鯛の数釣りです。しかし、今年、釣り客は6月のブリ・ヒラマサの夢よもう一度、とばかりに「金洲」に出かけたかったようです。10月15日、私はもう「金洲」は終わっている、と思いましたが、心の底にはそうした気持ちが少しあったことは事実です。何と言っても、あの強烈な引き込みをかわし、途中で仕掛けが切られはしないかとの不安と戦いつつ、50m以上引き出された道糸を少しづつ手繰ってゆく時のハラハラ・ドキドキの思いは何度でも味わいたいこの釣りの醍醐味です。

左上から反時計回りに、ヨコワ、
平ソーダカツオ、イサキ、ヒメダイ

しかしこの日結果は、小型の青物ヨコワ(マグロの子)、平ソーダカツオを筆頭に、ムロアジ、イサキ、ヒメダイ、サバ、メジナと五目釣りが7目にもなる数釣りでした。特にヨコワはもともとが本マグロですので、サシミは絶品、二日後でも脂がまわり、大変美味しかったです。ことに中骨についている肉は巷で言う「中落ち」で、スプーンで削り取り、少し包丁でたたいて食べます。なんという贅沢かと読者諸兄には申し訳ない気持ちではあります。また、平ソーダカツオも生姜醤油で食べるとこれまた捨てがたいものであります。が、我が家はカミさんとの2人暮らし、一日で食べられる量は限りがあり、残念ながらソーダカツオはこの次としました。

テンビン、コマセカゴ、
クッションゴム、金銭的損失大

思えば地球温暖化の影響でしよう、比較的水温が高いところにいる青物が多く釣れるという事は海水温が例年高くなっているためで、10月でもこのような魚が釣れるという事はあらためて驚きます。ただ、邪魔者、嫌われ者であるサメもしっかりと顔をだしていて、せっかく掛けた魚を引き上げる途中で食いちぎってしまい、ホトホト手を焼きました。ハリス仕掛けだけならば、あきらめもつきますが、道糸以下のテンビン、コマセカゴ、クッションゴム(写真右)まで持って行ってしまうので金額的にな大きな損失となります。ホントに何とかならないものかと行くたびに乗船客の話題になります。それでもまぁ、前述したとおり、この日の釣果で食す魚は一般に出回らないものですから、それ相応にコストを支払う義務みたいなものが釣り人にはあるのでしょうか。

さて、当日の釣果では、乗船していた他の釣り客に、結構キロ級の鯛がかかっていたようで、今後の釣りに期待を持たせてくれました。11月には数もでますが、大型にも期待が持てます。また、回ってくればワラサ(小型のブリ)の強い引きも堪能できるでしょう。情報に寄れば、福田沖、由比沖に姿がみられるとの事でした。この次の「ご報告」には是非ともワラサの引きをレポートしたいものです。