会員からのお便り
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公開日:2014年11月14日
写真1 |
今年は比較的大型が釣り上げられるようで鯛特有の強い引きを十分に堪能できました。例年ですと1kg前後のものですが、30日は秋としては珍しいとでもいえる大型で3.1kg(写真1の右側)が上がりました。やはり魚の引きは大型ほど強く慎重にやりとりしなければなりません。
御前崎ではハリス4号が一般的でまぁ強さからいって十分な太さといえますが小生の経験からいって4kgまでの鯛まででしょう。それ以上の大きさになると取り込みまで十分すぎるほどの時間をかけないと切られてしまいます。
この日の3.1kgは引き込み開始から大型だと実感できる強い引きが何度もあり、道糸を送り出すやり取りを何度か繰り返すうちやっと取り込むことができました。10日は2kg前後のものが投入後すぐに当たってくること4連発、という荒食いを体験しました。
写真2 |
この日、釣り開始は7時です。最初のポイントで投入、どういうわけか私のとった釣り座の反対側ばかりが当たってきます。いつもの通り潮の流れが反対側に流れているのか、と焦る気持ちをなだめ(?)ますが、仕掛けを変えようかなどと悩み始めます。30分ほどするとポイントを替え灯台の真南にやってきました。ここなんです。「4連発」を味わったところは。仕掛け投入して竿をキーパーに掛けますが、1分もしない内に竿が海中目がけて引き込まれます。この時の緊張感、釣りの醍醐味と言えます。この日4回も味わいました。釣れたものは2kg前後が2枚、1kg強が2枚です(写真2ご参照)。しかし、4枚ともしっかりと釣り人の体力は消耗させます。おかげで肩と腕は疲労の極致(?)。さすがに4枚目のやり取りについてはメロメロでした。
読者諸兄からそんなに釣ってどうするのか、と優しいご批判を受けそうですが、大方、友人・知人にプレゼントしており、大変喜ばれ、なおかつ様々な「お礼」まで頂戴しておりますのでよき趣味かと自画自賛しております。
写真3 |
さて、両日とも好結果でしたので、いかに食するか、です。例によって定番は刺身(写真3)、粗煮です。ただ、2kg以上のものになりますと、とても1夜では食べきれず、翌日以降に何かのレシピを用意する必要があります。で、今回、読者皆様に鯛シャブをご紹介します。刺身とは違って身を薄くそぎ取り皿に盛ります(写真4)。昆布などをダシとしてお湯を沸騰させその中で一切れをくぐらせ、半煮えくらいの状態で取り出し、ポン酢やゴマダレに浸けて食べます。ポン酢の方が魚の甘みが感じられ、お勧めですので是非お試し下さい。
写真4 |