暑かった夏も過ぎ、また、例年にない10月の台風も浜松には大過なく過ぎ、山にも実り大きな秋を迎える季節になりました。我が家の柿も今年は7個と少なかったですが、なんとか実をつけてくれました。海の方はといえば、9月例年戻りカツオが御前崎沖に寄ってくれるのですが、ほんの数日釣れただけでどこかへ行ってしまったようです。

先日、日本を大騒ぎさせた台風18,19号の過ぎた10月16日、満を持して行ってきました。10月になりますと竿だし時刻が30分繰り下がり6時30分になります。港集合は5時30分、浜松の自宅を4時少し前に出発します。この時期の釣りといいますと秋の鯛の数釣り、顔を見せればワラサ(ブリの一歩手前)です。が、鯛はまず例年釣れるものの、ワラサは年によって大きなムラがあります。私が定年退職した2010年は当たり年で秋の釣りのほとんどがワラサでした。

今年の釣りの具合を占うべく16日は鯛をメインにワラサにも備えての釣行でした。今年は前日まで、釣り船はヤリイカとタチウオをメインに狙っていたので、船長、どこのポイントに鯛が集まっているのか不安だったようです。しかし、結果から言えば最初のポイントにうまく鯛が集まっていたようで最初の投入開始からいきなり引き込みがあり、しかも同乗した他の釣り客殆どにあたりがありました。

私はたて続けに30cmクラスを3枚あげるものの、この日同行した名古屋の友人は50cmクラスを2枚続けていました。こういう釣りの出しも珍しく、最近まで台風で出船が無かったこと、またヤリイカ、タチウオで鯛狙いが一か月もなかったことが魚にとってはうまくハマったということでしょう。「心配」ということも見方をかえればよい結果を産むことになるという事でしょうか。

鯛釣りの魅力はなんといっても引きの強さ、小気味よさです。小型のものでも結構な強さがあります。さて、この「入れ食い」が一段落すると厄介者のフグの「猛攻」にあいました。ご存じかもしれませんがフグは歯が固く、太いハリスでも切られてしまい、何度も仕掛けをダメにされてしまいました。

サバフグ(毒はないといいます)がうまく針にかかり、一匹ほど釣れました。フグは刺身、から揚げ、鍋とどれを美味しいといわれますが、調理して食べる自信もないので船宿にプレゼントしました。船長は刺身で食べるといいます。フグ釣りとしてはショウサイフグを釣る船もありますが食べる事を考えますと面倒というか危険を冒したくないというか、やったことはありません。

さて、この日、続くフグの「猛攻」を避け、ポイントの移動を繰り返しながら釣れるのはお馴染みイサキとチャリコ(小型の鯛)ばかりになってしまい、ついに時間切れになりました。釣果としては、鯛とイサキが6匹づつと出だしとしてはまぁまぁの評価です(写真ご参考)ので、あまり釣行記の筆も進みません。

今後、もう少し水温が下がりますとワラサが顔を見せるかもしれませんので楽しみも増えます。この次は大型・大漁の釣果をご披露したくご期待下さい。

 

 

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