実施日3月28日(土)
期初の活動計画に沿って予定通り渋川の『枯れ山』を散策しました。年間5回実施するという目標を掲げこの一年間活動を展開してきましたが、その最後となる『枯れ山ウォ-ク』をこの季節に選んだのは次のような理由からです。


蛇紋岩で形成されるこの山は冬を越して春先のこの頃までが、まさに『枯れ山』と呼ばれるに相応しい時季だからです。
また、カタクリの花が咲き、『春の女神』と言われる『ギフ蝶』が飛来するのもこの頃ならではの風物詩。とりわけ『ギフ蝶』が舞うのは3月下旬から4月の上旬とその期間は短く、県内外の各地からその姿をカメラに収めようと多くの人達がこの山を訪れます。

(行程概要)

集合は浜松駅バスタ-ミナル、15番線の渋川線に乗りバスで渋川へと向かいます。

大銀杏バス停で下車後は、親水公園、大代集落を経て標高548mの山頂を目指して歩くことおよそ100分。渋川つつじ公園の花はまだ少し先になりますが、それでも大代集落辺りは様々な色の花が咲き競い、また集落を過ぎた頃からの林道は見事な杉林となり、森林浴を楽しむには格好のコ-スです。

親水公園のからくり人形
彩り鮮やかな集落の花木
 
この先は林道になります
森林浴を楽しみながら

(行程表)

バスタ-ミナル  15番・渋川線駅 → バス → 渋川・大銀杏前 ~ 親水公園 ~ 大代集落 ~ 奥の院 ~ 枯れ山散策路入り口 				
(8:40 集合)    (8:55発)        (9:10着)       (9:30出発)  (11:15)       (12:05 着 昼食)							
							  
休憩地点  ~  山頂方面散策 ~ くんまへの下山口 ~ 神沢バス停 ~ 神沢バス停  → バス → 西鹿島駅					
(13:00 出発)              (13:30 通過)    (14:20 着)  (14:26 乗車)    (15:08 着)

(ウォーキングの模様)

参加者は会員12名にご家族の方が4名加わり、16名で賑やかなウォ-キングを楽しむことが出来ました。お目当てのギフ蝶に出会うには天候次第、この日は風も無く絶好の観察日和と期待は膨らみます。

前日の中日新聞の記事によれば、ギフ蝶はアゲハチョウの仲間で発見されたのが岐阜県、現在『絶滅危惧二類』に指定されているとのことです。

なぜそのギフ蝶が枯れ山にということになりますが、それは一口に言って『寒暖の差』、気温の変化を感じやすい地域と幼虫達が食す『カンアオイ』の育つ環境がここには整っていると記載されていました。

カメラ片手に散策している人達に『ギフ蝶はいましたか?』と尋ねると『6頭見ましたたよ』、『私は12頭見つけました』と嬉しそうに応えてくれました。

そうなんです、蝶は一頭二頭と数えるんですね、勉強になりました。お陰様で私たちも期待通り、『春の女神』をしっかりカメラに収め、足取りも軽く帰路につきました。
 

枯れ山散策路に入る
少し登って
 
まもなく山頂
ここが山頂


※ 車で行く方は親水公園(水車の里)に車を置いて歩くとよいでしょう。
※ 初めての方はくんまに降りず、渋川からの往復が無難です(バスの場合・渋川バス停発浜松駅行き 土日 14時22分と15時31分 平日は14時22分と15時31分となっていますが、確かめてから出かけるとよいでしょう)

そして春の女神・ギフ蝶です
こちらはカタクリの花
 

報告者 12B IT担当 榑松保司