第7ブロック懇親会報告
2014年12月7日にプレスタワー15階の21世紀倶楽部にて26名の参加を得て、第7ブロックの懇親会が行われ、ブロック会計担当長元五志さんからレポートを頂きました。懇親会の運営にいろいろ工夫されており、他のブロックの参考になるかと思います。


昨年の懇親会は、いささかマンネリ化の傾向も見受けられ参加者も前年の26名から 22名(在籍者74名)に漸減し、今年の開催にあたってはなんらかの工夫が迫られていました。今年はその要因を分析し①~③対策を盛り込むことにいたしました。

①会場までの交通アクセスの改善
②運営内容の工夫
③会費3000円の適否
等を考慮し今回はトライアルの意味も込め開催場所をかんざんじ荘から交通アクセスの良い浜松駅近くのプレスタワーに変更しました。又運営スタイルも和の座敷から洋の円卓&椅子方式にかえ、高齢の方へ配慮するとともに、食事もお膳からバイキング形式とすることで自分の好きな料理を好きなだけ選べる方式にしました。

運営内容の大きな変更点として、恒例のノルマ的な順番にスピーチしていた「近況報告」は止めて、何か皆に伝えたい人のみ自由に、自主的にマイクの前に立っていただくことにしました。人前で話す事が苦手で「うまく話さなければ・・・」とこれをプレッシャーに感じる方も多かったのです。自分の番が来るまでゆっくり食事を味わえないと、これらも参加率を下げる要因になっていると推測されたからです。

懇親会は先ず事務局の鈴木淑子さんからヤマハ(株)の経営に関して、北米市場好調、新興国は伸び悩みあるも概ね順調に推移している事や、OB会の状況、長寿者の紹介、趣味の作品展の案内等がありました。又ヤマハビジネスサポート松永さんより自動車保険等の案内がありました。(手土産に頂いたクッキーは余興のビンゴの景品として供させていただきました。有難うございました。)

続いて袴田喜平治さん(89歳)、村上輝久さん(85歳)、新村若男さん(83歳)、西山昭次さん(80歳)の4名の方に健康長寿のお祝い金を贈呈。

一連のセレモニーが終了したところで、梅田さんのご発声で乾杯の音頭とニュージーランドの土産話に耳を傾け、アルコールも入り座はなごみ宴たけなわとなりました。

昨年までの席が固定化されたお座敷スタイルからテーブルスタイルに変えたことで、席移動の自由度も高まり気の合う仲間同士気楽に談笑し、旧交を温めあう光景があちこちに見られました。一息ついたところで皆の楽しみの余興タイムに移りました。

昨年はYAMAMAのことを皆さんがどこまで知っているか?ヤマハの歴史や最近の出来事など設問形式にした『ヤマハ愛』クイズが好評を博しました。今年は“特別な出来事”を記念して更に一工夫加え新たにオリジナルクイズを考案いたしまた。

というのは、我が第7ブロックに大変喜ばしい“ビッグサプライズ”があったからです。なんとなんと!チーフリーダーの古橋豊さんが11月3日菊薫る文化の日、秋の叙勲者として『瑞宝単光章』受賞の栄誉に浴されたのです。長年ヤマハリビングテックに勤務しFRPに関する様々な側面から貢献した努力と精進が認められ実をむすんだのです。

『本社に勤務する者は勉学修養を心がけ・・・  業務を通じて国家社会に貢献し以って有用の材たらん事を期すべし』これはヤマハ興隆の礎を築かれた偉大な川上嘉一元社長が制定された、企業理念と言うべき皆様おなじみの社訓ですが、国から顕彰される『叙勲』は正に国家社会にこの『地の塩』たらんことを体現させたことに他なりません。

これは第7ブロックと言うよりヤマハOBひいてはヤマハ全体の栄誉であり誇りであります。そこでこの栄誉を讃え、今年の懇親会の目玉として皆でお祝いしようと考えました。豪華記念品を贈呈をしたいところですが、つつましい第7ブロックの予算上とても無理なので、お金はかからず、みんなが楽しく古橋さんの業績を記憶にとどめられる様(ボケ防止)知恵をしぼり オリジナルパズルなるものを考案。ささやかな賞品も用意いたしました。

タイトルには『古橋豊さん秋の叙勲記念クロスワードパズル』と銘打ちました。「あきのじょくんおめでとう」の文章を軸に「りびんぐてっく」「にしやま」「ばすたぶ」「えふあーるぴー」「ぎじゅつや」等15のキーワードを縦、横に組み合わせることで古橋さんがこれまで歩んで来られ、叙勲に至った断片が浮かびあがるという設定です。

古橋さんからは受賞に至る経緯や皇居での式典の模様など興味深い話をいただきました。スピーチの中で皆の心に特に強く響いたのは、叙勲を陰で支えた家族との強い絆でした。叙勲が決まる前の8月、難病に対し、明るく果敢に戦いながらも若くして不帰の人となった愛娘の経緯を呻吟しつつもその苦衷を吐露された時は、全員、感涙を禁じえませんでした。その悲しみのどん底の中に届いた一条の光明が叙勲決定の発表だったのです。正に“感動ストーリー”ですが、古橋リーダーは最後に「人間万事塞翁が馬」ですと柔和な顔で話をむすばれました。

勲章一つで我が子を無くした喪失感を埋めるべくも無い事は自明でありますが、「禍福はあざなえる縄のごとし」の例えで幸福と不幸はより合わせた一本の縄の様に代わる代わるやってくるという人生の深淵な教訓をみんな深く心に刻んだのであります。とてもハートフルで楽しい懇親会でした。
 

平成25年度第7B懇親会集合写真

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