【絵画部門】ステンドグラス 金児希海子さん

 アメリカやヨーロッパを旅行した時に見た教会のステンドグラスのカラーの美しさに感動され、ステンドグラスをご自分でも制作されるようになった金児さん、制作歴は15年、作品数は150点以上になるそうです。今回の作品の制作の苦労話、制作の楽しさなどをお聞きしました。

 

先生について

 西区入野町の雄踏バイパス沿いにあります「ガラスファーム中野」にて中野益身先生に指導をしていただいております。
 

制作について

 一日で出来るものから一年近くかかる大作もありさまざまですが、大作を完成させた時の達成感は感動でいっぱいになります。
 また、友人に制作を依頼されて作ることもあります。今迄作ったものの中では日本間の障子の代わりに花模様のステンドグラスを入れたり、庭園灯の蛍光灯の上にかぶせて庭園灯を綺麗に見せたりしたものや時計などがあります。
 

作品作りの楽しさ

 私の教室では40歳代~80歳代の生徒がおりますが、午前、午後のティタイムがあり皆で作品の話や世間話をして楽しんでいます。
 一緒に始めた友人と二人で作品のアイディアを集めるために美術館巡りをしたり、海外の旅行先で素晴らしい絵画等を見た時に、それを写真に撮りステンドグラスの題材にするのを楽しみにしています。
 下絵を作るのが創造的で、どんな色合いのガラスを使うか等に工夫を凝らすのが他人と違った作品に仕上げるコツですが、細かい作業もありボケ防止にも役立っております。
 

今回の出品作品、そして制作に苦労したところ

 「花」3点ですがゴッホの「ひまわり」は非常に細かい作業で神経を使い苦労をしました。
昨年オランダへ旅行した時にゴッホ美術館で見た絵に魅せられてステンドグラスで表現してみようと思い挑戦しました。
 ステンドグラスは光が当たらないとその美しさが半減します。そこで今回は主人が、額の後ろからパソコンの画面のようにLEDでバックライティングをしてくれたので太陽の当たらない室内でもきれいな色が表現出来、満足のゆく作品になりました。
 皆様に観賞していただけたら幸いです。
 

OB会会員の皆さんへのお誘い

 興味のある方は「ガラスファーム中野」の工房を覗いてみませんか?
  住所は西区入野町9638
  TEL:445-1585 です。
 私は毎週水曜日と金曜日にこの工房で制作をしています。また自宅には過去の作品を窓や壁に飾っておりますのでお近くの方は気軽に見に来てください。

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