年は台風の量産年で例年なら9月で収束するのですが、なんと10月も20日過ぎてもまだ日本にやってくるヤツがいます。沖釣り人には大変迷惑であり、出船できる日数が減ってしまいます。まぁ船酔いすることはありませんが、どうしても仕掛けの扱いがしづらく釣果に影響がでます。とはいえ、15~20年も通いますとそれなりにノウハウは身に着くものであり、また釣り仲間でもいろいろ釣り談義、情報交換をしてそれらを積み重ねてゆきます。

穏やかな海、彼方に富士山さて、10月は2日、18日と秋の鯛を中心に出かけてみました。2日、出港してポイントへ向かう途中、雲の合間から富士山が見えてます(小さくて見えにくいですが写真を添付しました=>)。ご覧のとおり波は低く穏やかな日で良かったです。


この日釣れた鯛は4枚で例年に比べ大きく1kg以上あり、強い引きを堪能できました。あとはイサキが15匹程度です。水温が高いためか魚の活性が高かったようです。また、今年はまだですが、鯛とともに顔を見せるのがワラサ(ブリの手前)で鯛以上の引きの強さがあり釣り人を魅了してやまないものです。

釣り人がいう青物は引きが強く、魅力ある釣りものですが、中々に狙って釣れるものではありません。従って、年によって大変ムラがあり、殆ど釣れない年もあります。しかし、今年は来るだろうか、という期待を持ちながら出かけることも楽しみの一つです。私が退職した2010年はワラサが当たり年、3kgあるワラサが15本釣れた年でした。この年のワラサは私が知っているかぎり最も釣れた年で、定年退職を祝ってくれるようでした。

いて18日は同じくタイ狙いで出船。釣果は2日と同じ数ではありましたが、1枚、何とか1kgあったもののあと3枚は35cm程度と小型でした(添付の写真をご覧ください)。

例年、この程度の大きさの鯛が多い時は10枚程度釣れます。また、この日は台風の過ぎた後で潮が濁り、大きなアジが4匹釣れました。このアジは口もとが弱く釣り上げる時細心の注意が必要で、気をつけないと最後の引き上げ時バレてしまう事がよくあります。しかし、名前の通りアジのある魚で私は一番好きな魚です。刺身、タタキ、ナメロウ、焼いてよし、煮てよし、フライも捨てがたしと万能です。この日、私は刺身とアジ酢を堪能しました。

アジ酢とはシメサバのアジ版でレシピはサバと同じです。アクの強いサバよりもスタンダードな味でお勧めします。自ら作るアジ酢、シメサバは酢の入り具合が適度になり、魚の生っぽさが残っているためホントのアジ酢、シメ鯖が楽しめます。アジのほか小さくはありましたがイナダ(ワラサの小さいもの)が1匹上がりました。これが1ケ月もすると大きくなりワラサ級になります。11月、12月の釣行が楽しみになります。

それでは、また、この次来月版をご報告します。

【ご参考】アジ酢、シメ鯖のレシピ

1.魚を3枚におろします。腹骨は取り去ります。
2.塩をふり、1時間程度そのままにします(魚の中の水分を抜くためです)。
3.ふった塩を水で洗いながします。水をきれいにふき取ります。
4.酢につけて1昼夜置きます。(酢の中に昆布をいれますと味がまろやかになります)。
5.取り出して刺身にして食べます。

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