【書の部】 大石純子さん

大石純子さんは、「趣味の作品展」には今回で3回目の出展となり、その書は「東洋書道芸術協会」の「破体」という書道の作品になります。作品のタイトルは、破体書 「五穀豊穣」です。

私は、今回の取材でお話を伺って、一口に「書道」と言っても、この様な分野がある事を初めて知りました。以下は同協会HPからの抜粋です。

『「漢字」の書体を大別し、古い順にあげると、契文・金文・篆書・隷書・草書・楷書・行書があります。「かな」は、片かな・平がな・変体がなに分かれます。通常、書の作品はこれらの一書体をもって、一紙面上に表現されてきました。
破体書とは、前に上げた書体を適材適所に取り入れた書体の混合体です。「漢字」の篆書と隷書の組み合わせには、対照的な変化がみられ、書作をより楽しいものにします。』(http://toyo-shodo.jp/Hatai.html)

作品は「書」というより、むしろ「絵」の感覚で、字の姿、配置や空間に、書いた人の個性や特性が現れている様に感じました。

大石さんはこの「書」を習い始めて28年になるそうです。八王子に本部があり、そこの先生に月一回、課題を提出して評価を受ける形で続けて来られたそうです。師範の資格まで取得されているそうですが、教えてはいらっしゃらないとの事。

その他にも、市民協働センターで川柳の会に参加したり、地域のシニアクラブでの活動に参加したりと、今年の10月で80歳!とは思えない位、ハツラツとお元気で毎日の暮らしを楽しんでいらっしゃるご様子は、大先輩に学ばなければと思いました。また、平成9年にヤマハを定年退職した翌年の4月から始められたという「放送大学」は今でもずっと続けていらして、全学科の卒業を目指しているとの事、興味の幅の広さと挑戦しようという意欲、継続の力、全てに心から敬意を表したい思いです。

(文責:富田久恵)


 

 
 
 
 
 

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