【絵画部門・写真部門】 積木節雄さん

積木節雄さんの出展は絵画部門の中でも模写絵画と呼ばれるジャンルの作品です。模写絵画というのは名画と呼ばれる作品を忠実に真似て描く絵画です。個展を開くほどの実力の積木さんに今年の出展作について語ってもらいました。

 

模写絵画と私

私の趣味は絵画模写です。年来の趣味はそろそろ半世紀を迎える長さになってしまいました。一番最初にトライしたのは中学生の頃。姉が好きだった東郷青児画伯の婦人像でした。そこそこの出来映えだったのをプレゼントして喜ばれました。

その後大人になってから、本格的に描きだすようになり、何点もの模写絵画がたまった時に、人に勧められて初個展を開きました。絵画模写を始めて20年以上が過ぎた1993年の事でした。

徹底模写

単に大画家の絵に似せて描くという程度のものでは満足出来ないので、徹底的に模写すると いう姿勢で描きますので、1点を仕上げるのに3ケ月~7ケ月程も掛かります。 何度か個展もやりましたが、もう年も年なのでそろそろ集大成をお見せした方がいいかな?と考え出していた処に、あるART企画会社から声がかかり、有料催事でも問題の無い著作権という問題(原作者の死後50年が経過すると、この権利は消滅します)のない作品ばかり22点を選んで(注文で描いた絵も借り出して)「肉筆模写西洋名画の魅力展」(Scene小倉マスターのレポート)を昨秋開きました。

今回出展する作品

私の模写絵画の大半は印象派時代のものですが、それより200年も遡る時代のフェルメールも大好きで過去に3点描いています。今回OB会の作品展に出展するのはそのフェルメールのものです。完成は出展当日ぎりぎりまで掛かりそうですが、その作品「地理学者」の模写をぜひご期待頂きたいと思います。  


私が描いたフェルメールの絵を素材に使ったポスター・ちらし等のデザインです。


これはフェルメール描く「画家のアトリエ」が日本に来た時のポスターです。
これはフェルメールの左の作品を私が模写したもの。光線の加減でやや違いますが・・・   

 


これはドガ描く「待つ」という絵の模写


ルノワールの「桟敷席」、この絵は今は浜松のある会社の社長室に収まっています


ビュッフェのリトグラフポスターを模写したもの

趣味のイベントメニュ